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「2007年 スイス」 過去の靴旅行記です 

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「2007 スイス」過去の靴旅行記です

2007年 「みんなでスイスへ!マイスター学校&大自然の旅」編

2007年8月27日より9日間の日程で、またまた、スイスへ行ってまいりました・・・今回の誘い文句は、

「GOSR(ドイツ整形靴研究会)若手メンバーで、スイスの整形靴マイスター学校でセミナー&大自然でノルディック・ウォーキンクをしませんか!」

というもので普通ですと、どうするか家族に相談すべきところなのですが、実は私が「今回の幹事という確信犯」で、家人には挨拶をすますと、さっさと出発です!

寝ている犬の画像

戦後最大の猛暑!
犬もやる気なしで、私は店にいる気なし!

一日目~2007年8月27日/成田 →スイス・チューリッヒ

 

まずは成田に全員集合で、そこからスイスエアの直行便でチューリッヒ入りのルートです。

ツアー同行者は「釧路市の中村靴店・H氏」
前回スイスでお世話になりました「ひたちなか市のキャッチボール・Ⅰ社長」
さらに「さいたま市の健康の靴ふくし・F社長」
そして、以前にヨーロッパをご一緒した「横須賀市のわかまつ靴店・M氏」
最後に紅一点の「大阪池田市のRoom-9西山靴研究所・N社長」
(一部、仮名化できてないな・・・)

という、こんなマニアックな旅行にしては大所帯でございます。


スイスまでの飛行時間は13時間半・・・機内で「バッテリー」という映画をやっており、誰かにあらすじを聞かれたので「兄弟でバッテリーを舐めあう映画です」と適当に答えておきました・・・しかし、相変わらずにダルい時間だ・・・。

集合写真の画像

F社長が撮影のGOSR若手軍団・・・
いや、1人だけそうでない方が・・・
 

集合写真の画像

沖縄での中華航空機の炎上事故直後・・・
タイムリーなジョークと思い、見送りのF社長のご家族に「パパの飛行機も燃える!」と言ったら怒られた・・

同日/スイス・チューリッヒ →ベルン郊外 →シュピーツ

 

去年もお世話になりました通訳のY子さんとチューリッヒ空港で合流。

「初めまして!」とか「今回もよろしくお願いします!」と、言うことで全員の挨拶が終わり、 今回の セミナーの講師をお願いしています「マイスター・アマン」が自ら運転するバンをしばしの間、空港で待っておりました。

・・・で、レンタベンツのバンでマイスター到着し、まずは記念撮影です。

そして、通訳のY子さんの 「シートベルトを締めてっ!」という忠告にただならぬ気配を感じつつスタート・・・って、アマンさんの運転なのですが、 急加速!意味なくテールトゥノーズ!直後にフルブレーキング!という私たちは 「藤原とうふ店の豆腐」のような状態で高速を爆走!・・・ 「運転は俺の方がマイスターだな」などと軽口を叩こうにも舌をかみそうな勢いで、あっ!という間に最初の目的地・ベルン郊外のマイスターショップ 「Hermes」へ到着いたしました。
 

 
こちらはベルン郊外の人口2万弱の小さな街にあるマイスターショップです。

「マイスター」と繰り返し書いておりますが、他の項でも書いたのですが、 中欧には徒弟制度を軸に職業訓練と国家資格の取得を目的とした「マイスター制度」が確立されております。

いろいろな職種のマイスターがおられるのですが、私が書いている 「マイスター」は整形外科靴マイスター(OSM)です。

OSMはドクターの処方に従い靴型の装具を作製します。また、逆にドクターや患者に靴についてのアドバイスを行うこともあり、靴についての全般的なオーソリティー的な存在です・・・ これで、いかに靴が生活に結びつき、かつ、その重要性が理解されているかがお解り頂けるのではないでしょうか?
 

 
さて、ショップですが工房を中心としたマイスターショップなのですが、靴店としても充実!ベーシックな靴からオシャレ靴・各種スポーツ・登山などの大人の靴から子供靴までフルラインできれいにディスプレイして取りそろえてあります。

このような靴店が近隣にあるお客様は幸せですね・・・。

また、工房のグラインディングマシン(靴を加工する機械)やコンピューター制御のミリングマシン(中敷きを自動加工する)、かつ、削り屑やシンナーなどを強制集塵して、排気するシステムなどの作業者の環境にも配慮した最新の施設でした。
そして、ショプも工房も広い!お客様の足を見るカウンセリングルームなどもあり、ここもゆったりし、高級感にあふれておりました。

参加者のご要望で急遽お願いしたショプ見学ですが、皆様かなりカルチャーショックを受けていただいた印象!で幹事としては鼻高々でございました。
 

 
「Hermes」に別れを告げ、再度、バンに乗り込み、アマンさんの叩き付けるような運転に身を任すと車は宿泊地である湖畔の街 「シュピーツ」へ到着。

都合、22時間程寝ていない計算になる私たちは遅い夕食を取り・・・寝ました。
 
車の前での集合写真の画像

恐怖のバンの前で、最初の記念撮影・・・
まだ、笑う余裕ありです!
 

ぬいぐるみの画像

完成度の高い「Hermes」のオリジナルキャラ・・・
うちのキャラにパクるか!
 

靴工房の画像

二人ともデカイ!
身長180㎝以下だとマイスターになれません(ウソ)
 

子供の遊具の画像

子供靴コーナー・座ってみたかったけど確実に壊す自信があり断念・・・

靴店内の画像

さすが本国!MBTシューズも充実のラインナップ!
私も買ってしまいました!

靴店店内の画像

工房独特の刺激臭がしない!・・・
真ん中は未来のマイスターさん

診察室の画像

歯医者さんのような診療台・・・
お客様の三分の二は予約客です

パソコンの画像

顧客情報はデシタル化して保管されます。
日本はアナログ~・・・

集合写真の画像

F社長撮影の記念写真
全員靴屋なのに靴買いまくりです!

ノルディックウォーキングの画像

ストックを使うノルディック・ウォーキングが、
スイスで大ブーム!

二日目~2007年8月28日/大阪 →スイス・シュピーツ →フルティゲン

 

朝、一番にマイスター・アマンの駆るバンでホントに小さな街 「フルティゲン」に移動しました。
さて、今回の大きな目的のひとつ、マイスター学校でのセミナーです。
今回は全三日間の日程でマイスター・アマンにセミナーをお願いしております。

使わせていただく施設は正確に言うと 「マイスター学校の技術施設」で、もとはスイス軍の兵站所だったそうです・・・どうりでガッシリしている印象です。
ここには常時、学生がいるわけでなく技術的な補習やマイスター試験の際のテスト会場として使われているそうです。

最初は各自の宿題評価から・・・持ち寄ったアインラーゲン(簡単に言うと中敷き)に対する各自の理論から、実際の仕上がりについてマイスターから批評していただきました・・・う~む、なるほど!

続いて!と言いたいところですが、ここで得た知識は各自の財産!・・・何をやったかは前回のバーゼルに続いて 「ひ・み・つ」です。

技術は、そのお店の大切な財産です!
このポームページをお読みで、健康靴をお探しの皆様は、ぜひ、各ショップでそれを体験されてみて下さい!
 

 
セミナー一日目も終了し、宿泊先のホテルに戻り、夜はイタリアン・・・その後は、皆でF社長とMさんの部屋に集合し、ミニバーのお酒を飲みまくりました・・・で、寝た!

 

ホテルと車の画像

宿泊した湖畔のお宿・・・
そういえば「 HELLO?事件」とかあったな~
 

バン型自動車の画像

兵站所だけあって、ミサイルの直撃を受けても
・・・ダメだろうな・・・

お弁当の画像

お昼・・・和弁当でした!
地元在住の日本人女性のお手製!感謝!

三日目~2007年8月29日/スイス・シュピーツ →フルティゲン →インターラーケン

 

セミナーも二日目に入り、内容もいろいろと・・・はい!秘密です!

ここで、私に事件発生!
気晴らしにどうぞと用意して頂いたキャンディーを何気なく奥歯で噛んだら、詰め歯が取れました・・・。
よりによって、グルメ気分のこんな時に・・・でも、食べましたけどね。

セミナー修了後は、アマンさんのバンで、ユングフラウの出発点である有名な観光地「インターラーケン」へ移動しました。

著名な観光地だけあって、世界中のいろいろなレストランがあり、今夜は、インド料理に決定・・・なかなか、当たりのお店でした。

その日は最後に、観光地にありがちなブランドショップに立ち寄り、今回の一番重要なミッションである「嫁さん用のお土産の某有名メーカーのバック」を購入・・・ホッとしました!

これで、オレは自由だ!うひょ~!!

 

作業する男性の画像

さすが本場のマシン!
でかい二人でも余裕で作業できます!
 

キャンディーの画像

恐怖の殺人キャンディー・・・
せっかくのオヤツなのに人気薄でした・・・
 

靴学校の画像

6人で貸し切りの教室・・・
日本にはない環境で、ホントに贅沢です!

記念撮影の画像

マイスター・アマンと記念撮影・・・
後で、年が同じと聞いて愕然とした・・・

お弁当の画像

今日のお弁当・・・お見事!
しかし、なぜか「どら焼き」入り・・・ 

集合写真の画像

なんか、日本で食べれるものばかり夕食にチョイスしているような・・・

四日目~2007年8月30日/スイス・シュピーツ →フルディゲン →チェルマット

 

荷造りを済ますと、3日間お世話になったシュピーツのホテルともお別れです。
 

 
アマンさんのバンで、マイスター学校へ移動し、セミナーも最終日を迎えました・・・ まぁ、内容は秘密なんですがね・・・。

しかし、アマンさんには本当に感謝いたしております。私たちの疑問やその技術に対して強い熱意を持って指導していただきました。

本当に日本での何ヶ月・何年にも相当する貴重な経験でした・・・また、このような機会をアシストしていただいた、Ⅰ社長にも、深く、深く感謝を致しております。
 

 
・・・本来は、セミナー後に最寄りの駅でアマンさんとお別れになる予定だったのですが、ご厚意で、チェルマットの一つ手前の駅まで送っていただけることになりました。

なぜ、一つ前の駅かというと、この名峰マッターホルンを抱く、あまりにも有名な観光地チェルマットは、環境への配慮の為、一切のガソリン車の乗り入れを禁止しているからなのです。

長い道のりを経て、バンは一つ手前の駅で着き、ここで、マイスター・アマンとはお別れです・・・しっかりと握手をし、またの再会を誓いました・・・ありがとうございました!

さて、バンから降りると・・・・ かなり、寒い!この日は、8月30日!ここは北半球のはずです・・・しかし、あまりに寒く、駅の売店で 「スイスランド」とかいうダウンジャケットを衝動買いいたしました・・・ 25000円也・・・微妙だ・・・。

一駅だけ、電車を乗り継ぐと、目的地のチェルマットに到着・・・宿泊するホテルの電気自動車に乗り込むと、優雅に移動・・・と言いたいのですが、 揺れるは、跳ねるは、環境には優しいかも知れませんが、地面はめちゃくちゃになりそうな乗り物でした。
 

 
その日の天候は残念ながら「曇り」で、ホテルから見えるはずのマッターホルンも見えません・・・ここで思い返したのですが、この旅の企画の段階で何度もスイスを訪ねられているⅠ社長を別に他の参加者から・・・

「山なんか行かなくていいから、靴の工場に行きたい!」とか、 「オペラが見たい・・・ウィーンで・・・」とかのリクエストが多く・・・私は心の中で「今に見ていろ!スイスの大自然で感動させてやる!」と、誓ったものでした!

・・・で、「明日は晴れろ!」と念じながら・・・寝ました・・・。 
 
ミーティングの画像

アマン先生いわく「オレはおまえたちを殴る!」
とか、言いませんでした!

集合写真の画像

完学校前での最後の記念写真です・・・
まぁ、来年も行くけどね!

車の中で寝る男性の画像

アマンさんのあまりの激しい運転に、
H氏のクビの骨が折れました・・・合掌!

道路を走る車の画像

山を越えて目的地に向かうはずの車が
どこへ行くかというと・・・

スイスのカートレインの画像

車のまま、列車に乗り込みます・・・
これが有名な「カートレイン」です

集合写真の画像

アマンさんとの最後の記念写真です・・・
まぁ、来年も会うけどね!

チェルマットの電技自動車の画像

環境に優しく、地面には厳しい電気自動車・・・
エコなのか?

五日目~2007年8月31日/スイス・チェルマット →ゴルナグラード

 

朝、起きてみると・・・なんというか、雨は降っていませんが、微妙な天気です。

ホテルから見えるはずのマッターホルンも雲の中・・・さてと・・・。
 

 
本日は登山鉄道を使って、 「標高3100メーターのゴルナグラード展望台」を目指し、そこから、ゆっくりと山をトレッキングしながら下ろうという予定です。

そこで、 今回のメンバーには「ノルディク・ウォーキング」の指導員資格を持つものが4名・・・ただ、歩くだけでは面白くないと、ストックを持参しております。

「ノルディック・ウォーキング」とは、通常のウォーキングに、専用のストック(見た目はスキー用に似てます)を持ち、体を押し出すように歩くスポーツなのですが、大きな特徴として、通常のウォーキンクでは難しい上半身の強化も可能です・・・ もちろん、同じ距離を歩いてもノルディックの方が運動量も多くなり、ウォーキングとしても効率的です。

同じようなストックを使ったウォーキングには、何パターンかあり、どちらかというとノルディック・ウォーキングは平地向けなのですが、スイスは登山路が、たいへんきれいに整備されているので、今回はトライしてみました。
 

 
ノルディック・ウォーキングは、前出の通りにスイスでも大ブームだそうで、今回の滞在中もいろいろな場面でノルディツクのストックを持った方を見ました・・・日本でもただ歩くだけでなく、ストックを使って全身の強化ができるこのスポーツは、やがて、ブームとなっていくのではないでしょうか・・・ 私も指導員資格持ってます!ハイ!
 

 
さて、ゴルナグラード登山鉄道に乗り込んでも雲は厚く、山は見えません・・・と、思っていたら、少しずつ、少しずつ雲が晴れ、そして、 姿を現す標高4478メートルの名峰「マッターホルン」!

するとどうでしょうか!あれだけ、 「山なんか行くたくない・・・」とか言っていた連中が狂ったようにカメラのシャッターを押しているではないですか!

さすが商売人ども・・・手のひらを返したような行動です・・・。

そうこうするうちに列車は標高3100メーターのゴルナグラード展望台に到着・・・毎度のことなのですが、 空気が薄い!目がチカチカして、息切れします。

そして、なんと暑い!・・・ただし、日向だけなのですが、多分、半端ではないぐらいの紫外線なのでしょう・・・半袖でいいぐらなのですが、そうすると皮膚が痛いという感じで、今度は日陰に逃げ込むと・・・ふるえるぐらい寒い!という、独特の8月の山でした。

まずは展望台で、お茶すると私たちはチェルマットの町を目指して、ゆっくりと登山道を下り始めました・・・途中には美しい湖や季節の花々・・・空気は澄み切っており、歩くのも苦になりません。

大自然に感動しながら、歩みを進めていくうちに、いつの間にかチェルマットの町に戻っていました。

ね~!皆さん、来て良かったでしょう!

しかし、何度も同じ道を歩かれているのにお付き合いいただいたⅠ社長・・・ホント、スイマセンでした・・・。 
山岳鉄道の画像

スイスに来たな~と思わせてくれる、
アプト式(ギヤ式)の登山鉄道

マッターホルンの画像

日頃の行いが良かったせいか、
やっと、マッターホルンが見えた!

山の写真を撮る人の画像

日本人は写真だ!写真取りまくれ~!
みたいな感じです・・・ハイ!

山頂での集合写真の画像

業者さんが用意したセントバーナードと記念撮影!
獣臭かった・・・

山頂で膨らんだお菓子の画像

気圧で膨らんだお菓子を持つM氏・・・
3100メートルまでオヤツ持参です

山で記念撮影する男性の画像

変身して、悪と戦いそうなF社長・・・
ギターとかいりますか?

高山植物を撮影する男性の画像

被写体を狙う、Ⅰ社長・・・
あだ名が「スナイパー」になりました・・・

山でふざける男性の画像

バカポーズに命を賭けるH氏は妻子あり。
あと数センチで確実に死にます・・・

山頂のブランコに乗る女性の画像

ブランコに乗ったN社長は、まるでハイジみたいだっ!
と書けと言われた~♪

下り道のトレッキングの画像

長い長い道のりを景色を楽しみながら、
ゆっくりと下りました・・・幸せ~!

逆さマッターホルンの画像

快晴で風がないときしか見ることのできない
貴重な逆さマッターホルン

羊と男性の画像

この後、私めがけて羊が大群で襲いかかってきたので
ストックで撃退!(ウソ)

マッターホルンの画像

しかし、本当に絵になる山ですね・・・
みんな、来て良かっただろ~?

番外編 ~ その夜の出来事

 

その日の夕食は、通訳のY子さんお勧めのお店で美味しいチーズフォンデュを頂いたのですが・・・そこでちょっとしたサプライズがありました。

「君たちは日本人かい?」と話しかけてくる、いかにもスポーツマンという感じの男性・・・

「私は長野五輪の時にカーリンクの選手として出場したのだけど、その時に日本人には本当に良くしてもらった」
「そのおかげで金メダルを取ることが出来た・・・見たいかい?」

全員 「見たいぃぃぃぃ~!!!」という感じで、 なんというサプライズ!

しかも、見るだけでなく、金メダルを触らせていただき (想像以上に、ズッシリと重い!)、かつ、首から下げてさせて頂きました (1人だけ噛んでましたが・・・)

氏の名前は・・・サインを頂いたのですが、達筆すぎて名前が読めない・・・スイマセン・・・。
 

 
しかし、私の持論ですが・・・理由はなんでもいいので、どんどん外へ出かけないとダメですね・・・そうすれば良くも悪くも、何か出会いがあります!

そうやって、自分の人生の幅を・・・まじめな話はいいか・・・ とにかく、感動をありがとう!!! 
記念撮影している画像

なんというか、皆さん、
めちゃくちゃに笑顔です!

金メダリストと記念撮影の画像

金メダルを掛けてもらう・・・
このまま逃げても面白いが確実に捕まるしな~

金メダルを噛む女性の画像

笑顔のN社長!女性が金メダルを持ったら、
噛むのはお約束で~す!

金メダリストとの記念写真の画像

「重い!」を連発していたⅠ社長・・・
ホントにズッシリという感じでした

金メダリストとの記念写真の画像

今、気がついたが、M氏の
この時の写真が存在しない・・・

金メダリストとの記念写真の画像

お客様にも見せたことのないような
笑顔のF社長!

金メダリストとのサインの画像

さすがに金メダリスト!
おべんちゃらもワールドクラスです!

六日目~2007年8月31日/スイス・チェルマット →クライネ・マッターホルン

 

日本では戦後最高の暑さと言うことで、エアコンをガンガン効かしているその頃、私たちは本格的な冬山の装備でホテルを出ました。
 

 
今日は、まず、ロープウェイを乗り継いで、 標高3883メートルのクライネ(小さな)・マッターホルン展望台を目指します・・・で、ここからまた、トレッキングをしながらチェルマットに戻るという予定です。

今日は本当の氷河と雪山の世界に乗り込むのに 私の足元はMBTシューズと手にはノルディックストック・・・専門家が見たら激怒しそうな装備です。
 

 
さて、チェルマット近郊は本当にたくさんのロープウェイが張り巡らされており、その人の目的や時間に合わせて、いろいろなルートを楽しむことが可能です・・・今回も展望台に行ってみて、後のルートを組み立てるという自由度の高い設定が可能で、 普段は店の中に閉じこもりがちで、体力のない自営業者には優しい環境となっております・・・。

ロープウェイを二つほど乗り換えると、あっという間に 標高3883メートルのクライネ・マッターホルン展望台に到着!・・・早くて、お手軽すぎて拍子抜けします。

・・・ここで、スイスの山地の近くのホテルに宿泊された方はご存じかと思いますが、たいていの場合、部屋のテーブルの上には、包みに入った小さなチョコレートが何個か置いてあります・・・オヤツでもあるのですが、これは高地での糖分の補給にチョコレートが有効なためで・・・ こんな小さなチョコレートを食べるだけで、ぜんぜん体が楽になるものなのです!
 

 
チョコレートとミネラルウォーターを握りしめ、「ハーハー」言いながら、氷河をくりぬいて作られた雪道を歩くと、なぜか、 スイスの定番「氷の彫刻広場」・・・微妙だ・・・なぜ、これが必要なのか・・・ここらへんのスイス人の感覚は解らんな~・・・。
 

 
さて、また、ロープウェイに乗り込んで、体が楽な高度まで下山し、トレッキング開始!

先日と違って、今回はアップ・ダウンありの道のりをストックを使いながら進みます・・・途中で、スイスの山間部の伝統的な農村に立ち寄り、お茶をして、少し歩くともうチェルマットに帰還!

その日は夕食は、またまた、イタリアンを頂き、締めとなりました。

 

ロープウェイの駅の画像

今日は本格的な雪山装備で出発です・・・
ちなみにこの日は9月1日!

ロープウェイの画像

蜘蛛の巣のように張り巡らされた
ロープウェイは本当に便利です!

山頂での集合写真の画像

展望台にての一枚!風が冷たい!耳が痛い!・・・
この日は9月1日!

スイスの雪山の画像

スキー場も絶賛営業中です!
しつこいですが、この日は9月1日! 

氷河のトンネルの画像

氷河をくりぬいた雪道を歩く・・・
頭がガンガンして平行感覚がなくなってくる

氷の彫刻の画像

勝手に展示物で遊ぶM氏・・・
彼にはこの後、運命的な出会いが!

氷のオブジェとカップルの画像

練馬から来た新婚夫婦に頼まれシャッターを押す・・・
ウソです・・・

雪道で杖をつく男性の画像

雪の上でMBT・・・立てません!
生まれたての子馬の気持ちがわかる・・・

スイスの古典的な村の画像

伝統的なスイスの農村だそうです・・・
今はレストラン&お土産屋さん

トレッキング中の集合写真の画像

さっきまでの雪山はなんだったんだ
という感じの環境の変化です

登山道を下っている男性の画像

チェルマットを目指して、歩み続けます・・・
どこかに、タクシーいないかな~

七日目~2007年9月2日/スイス・チェルマット →ルッエルン

 
スイスの大自然に触れる二日間も終わり、次の町へ移動します。
 

 
スイスは鉄道の大国でもあり、車窓からのすばらしい景色を楽しむ贅沢な時間が4時間ほど・・・そして、前年の11月にも訪問したスイス中部の町 「ルッツエルン」に到着いたしました。

ルッツエルンはスイス移動の際の分岐点になる町で、たくさんの観光客が訪れます・・・その為、いろいろなショップやお土産物屋さんが充実しています・・・ここでは、各人、散策&ショップの見学です。
 

 
さて、スイスに行く直前に私の方で「スイス・旅のしおり」というスケジュール表を作製しておったのですが、通訳のY子さんから頂いた予定表のメールに、 この夜の予定として「スイス民族ショー」・・・そして、小さく「参加型」と書いてあり・・・なんだこれ?と思っておったのですが・・・。

いざ、始まってみると、そのショーでは伝統的な音楽の生演奏を聴きながら、スイスの代表的な料理であるオイルフォンデュを頂くという・・・いい感じで進行しておったのですが・・・ここで、 「参加型」の意味が判明!

司会の女性の方の呼びかけで、観客をステージに上げて、いろいろなアトラクションを楽しむという・・・ 小心者の私には逃げ出したくなるイベントとなっておりました!

さて、ここで主役に躍り出た方のお名前は・・・ ハイ!N社長です!・・・ライフワークの音楽で、これまでこなされた数々のステージに比べれば、こんな舞台は 小さい!小さい!

まずは、司会の女性の 「日本のテーブルから、だれかステージへ!」という呼びかけに対して、率先して立ち上がる、大阪の方らしいノリの良さを発揮!また、2回目の参加アトラクションの際に、 「またまた、日本のテーブルから、だれかステージへどうぞ~!」という場面で、まだ、自分が指名されていないのに・・・

「もう、何で私なの・・・私できない!」

とか言いながら、すでに準備万端にイスから立ち上がっているという・・・コテコテの関西ギャグまで披露していただきました・・・ 間違いなく、あの夜の主役は、あなたでした!

ずばり、命名「ルッツエルンの女王」!

その大胆不敵なN社長に比較して、小心者の男性軍は・・・チビリ・チビリとお酒を飲むのみでした・・・ いや~、降参で~す!

 

マッターホルンの画像

ホテルのテラスよりマッターホルンを望む・・・
どうでもいい日は良く晴れる!

電車の横に立つ男性の画像

問・M氏は何をしようとしているのか?
答・「昇龍拳」だそうです・・・ 

ルッチェルンの町並みの画像

ルッエルンの定番「カペル橋」です・・・
なんか、帰ってきたという感じ!

食事する男性の画像

お昼は中華料理・・・食材の中の当たりの
シシトウを食べて苦しむF社長!

汗を拭く男性の画像

同じく、当たりのシシトウで滝のような汗を流す
H氏!すげ~汗でした!

集合写真の画像

みんなでパチリ!ルッツエルンは本当に
ヨーロッパらしい素敵な街です

居酒屋のステージの画像

小心者にはたまらない・・・これがスイス民族ショー
参加型のステージです!

ステージで歌う女性の画像

初めての民族楽器を吹きこなし、
かつ、美声を披露中の「ルッツエルンの女王」

ステージで手をふる女性の画像

「ルッツエルンの女王」・・・
ただいま、観客に拍手を強要中です!

八・九日目~2007年9月3~4日/スイス・ルッツエルン →チューリッヒ →成田

 

楽しいルッツエルンの夜も明けて、本日はチューリッヒ空港まで移動・・・そして、いよいよ帰国となりました。
 

 
ルッエルンからチューリッヒ空港まで電車に揺られ、本当に簡単なスイスの出国審査を終えると、あっという間に飛行機に乗り込み、機中泊の12時間・・・四度目のヨーロッパなので体にリズムが出来ているのか、帰りは早いものです・・・さて、
 

「キャッチボール・Ⅰ社長様」

これまで、ご自分が長年にわたって積み重ねてこられた健康靴に対しての知識と経験を私たちのような若輩者に分け与えて頂き、かつ、今回は引率までお願いいたし・・・言葉では表せないぐらいに感謝致しております。

我々はⅠ社長のその靴に対しての熱意と情熱に答えるべく、今後も精進を重ねてまいります・・・ありがとうございました!

「コーディネーターのY子様」

わがままばかりで、すいませんでした・・・と、言いますか「Y子様」はコーディネーターや通訳の枠を超えて、我々に接していただき、なんというか・・・スイスのお母さん的存在でした!

我々は来年もスイスに帰国(!)いたします・・・その時は、もう少し大人になっておりたく思います・・・ありがとうございました!

「中村靴店・H様」
「健康の靴ふくし・F社長様」
「わかまつ靴店・M様」
「Room-9西山靴研究所・N社長様」

まずは、皆様に謝らないといけません・・・今回は、よくぞ、私の無謀な企画にお付き合いいただきました!・・・ある方は店を閉めて、ある方はローテーションのやり繰りをして・・・本当に大変であったと思います・・・。

日本は便利な国で、いろいろな情報が簡単に手に入ります・・・しかし、それが 「真実」なのかは 「本物」を知る者にしか判断できないと思います。

我々が携わる健康靴とはなにか? そして、どうあるべきか?
 

健康靴を産んだ国での今回の旅で、その背景にある 「本物の空気」であったり、 「本物の匂い」であったり、または 「本物の温度」であったり・・・ 「文化」という言葉でもいいかもしれませんが・・・この旅が皆様のなかで、その 「真実」に近づく為の糧となれば幸いでございます。
 

 
今回の旅は終わりました・・・が、この旅が皆様との新たなるスタートだと思っています!

そして、日本中に「本物の靴」を広めていきましょう!

最後に・・・約束の地たる「スイス」に敬礼!

 

空港のカウンターの画像

チューリッヒ行きの電車・・・
野趣あふれるというか・・・洗車しろ!

スイスの湖畔の画像

紹介しま~す!僕のパパとママで~す!
スネかじらせて~!

スイスの湖畔の画像

最後の集合時間まで守らないヤツが・・・
怒りの母でした・・・スマン・・・

スイスの湖畔の画像

スイスでの最後の集合写真!
長時間フライトを前に疲れ気味・・・
 

スイスの湖畔の画像

成田にて・・・飛行機から解放されのハイテンション!
そして、解散! 

スイスの湖畔の画像

Ⅰ社長に撮って頂いたお気に入りの一枚
題して「俺の背中とスイスの空」

出発前 ~ 0日目/福岡 →成田

 

出国の8月27日は朝早くの便で成田よりスイスへ出発・・・ですので、私は前泊の為に、数少ない成田直行便の飛行機に乗るべく、お昼の福岡空港にいました。

空港を飛行機に乗る込むべく歩いていると携帯電話が鳴りました・・・。

妻「おばあちゃん、亡くなったよ・・・」
私「・・・」

祖母は半年前ほどより入院していたのですが・・・急変するような病状ではありませんでした・・・私は飛行機をキャンセルすると、祖母の遺体が安置されている北九州の葬祭場に向かいました・・・そして、家族や親戚と共に祖母に面会致しました。

私の家業は靴店で両親は共働き・・・家に帰ってくるのも遅く、小さな頃は祖父母の元で両親の仕事が終わるのを待ちました。

環境のせいにしてはいけませんが・・・かなり、ワガママな子供だったと思います・・・そして、今回もさんざんお世話になった祖母のお通夜にもお葬式にもでれません。

両親のそろそろ行きなさいという言葉に背中を押され、また、福岡の空港を目指しました・・・。

おばあちゃん、最後までワガママでごめんなさい・・・。

僕は自分が進むべき道を見つけ、少しずつだけど、その道を前に歩み続けていると思います。

そして、それがどれぐらいに幸せなことかも理解しています。

そのように育ててくれた、あなたに感謝しています・・・ありがとう・・・。

 

雄大な山の画像


 

雄大な山の画像


 

雄大な山の画像


 

雄大な山の画像