10月4日(月)午後4時半~八代市・有園義肢株式会社
いろいろあって、「後編」まで間が空いてしまいましたが続きます。
しかし、有薗専務は義肢装具の勉強をされた後に、ドイツのマイスター工房に修行に行かれていただけあって・・・整形靴に関しては完全に本気です!
マイスター工房にあるような「木型や靴底の圧着器」から・・・
毎度お馴染みグラインダーマシン・・・
膨大な各種の木型・・・
いろいろな革や写っていませんが、様々な靴資材が山積みにされた部屋までありました・・・う~ん、スゴイです!
さて次は・・・多少の偏見ですが義肢装具士と言えば「石膏」!
ここはギブスなどで型取りされ、採型された石膏を乾かしたり加工する為の専用の部屋です。
大きな会社だけあって処理する量は膨大で、以前は足元の格子状のところにベルトコンベアがセットされており、落ちた石膏片を自動で処理するようになっていたそうです。
しかし、靴のラスト用の採寸でも大変なのに体幹装具とかとてつもなく大変そうです・・・あと、持ってみるとシャレにならないぐらい重かったです。
次に見せていただいたのは「座位保持装置」の製作現場です。
これこそは完全カスタムメイド・蓄積されたノウハウで作られるもので規模の大きい会社でないと携われないジャンルかと思います。
例えば背もたれでも必要な形状を再現し、かつ硬度を部位によって変えたりとか、その方に合わせた操作手段など・・・これも熟練した職人さんの世界ですね。
さて、最後にこちらを訪問していちばん驚いたところですが・・・全てにおいて作業場が綺麗でした。
本当にチリひとつ落ちてないというか・・・普通だったら粉塵の粉だったり、材料の切れっ端が落ちていたりの「現場臭さ」があるのですが、定期的な清掃を徹底されているそうで、この様な事例がすなわち「品質」に直結する部分かと思います。
なぜなら、それは当事者としてのプライドを示す行為であり、それに裏打ちされたものが「品質」だからです。
その日は八代市に一泊し、夕食まで専務におつき合い頂き・・・本当にありがとうございました。
次の朝一番・・・福岡へ戻ろうと新八代駅のホームに佇んでいるとそこに滑り込んでくる電車・・・
そう、九州新幹線「つばめ」です・・・現在は鹿児島中央より新八代までの運転であり、ここから特急で博多をつなぐ「リレー方式」での運営なのですが、来年3月に全線が開通し「博多 – 鹿児島中央間は約1時間20分」と、これまでと一時間以上の短縮で九州の街と街が劇的に近くなります。
そうなると博多でも新しい競争が始まることとなり・・・その中で私も考えていることもあり・・・まぁ、粛々と前に進むしかないな~と「つばめ」を見ながら感じいった一日の始まりでした。
さて、最後に新商品情報ですが・・・本日も忙しく・・・写真だけ掲載します。
フィンコンフォート・ボア付ショートブーツ
フィンナミック・パレーシューズタイプ
シュナイダーブーツ・各種×4タイプ
☆10月・11月の定休日はございません