「41.インソール作成」カテゴリーアーカイブ

やっと自分用の「ディギタイザー・インソール」を作成いたしました・後編

後編は実際の制作イメージからです。


rakuhodou insole

こちらは楽歩堂様のディギタイザーインソール作成のイメージビデオですが「足裏の形状のデータ取り~PCでのデータの加工~マシンでの削り出し」が分かりやすく解説されています。

この段階で「眼鏡のレンズ」とも言える「足の左右差」「外反母趾や偏平足などの足の個性」に対応した「オーダーインソールの設計と製造」が行われます。

また、これには「タコなどの部分的なクッションの補正」「膝などの角度差の対しての調整など」の細かい情報も加味されており、しかも、デジタルデータなので同じものを何度でも再作成可能です(ご体験された方も多いかと思いますが、手作業のものはやはり個体差が発生します)

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こちらは私用に削り出しの終わったオーダーインソールです。

足の状態(固い足や柔らかい足)や目的(日常用やスポーツ・ウォーキングなど)にあわせて、素材自体の硬度やサポート用の補強材などのいろいろなバリエーションが存在します。

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これを使用する靴にあわせて最終調整します・・・今回は会社履き用のフィンコンフォートにセットするのでインソール底面の形状を再現するためにコルクシートを貼り付け、グラインダーマシンで削って調整します。

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これにトップレザーと言われる抗菌性のシートを貼り付けて仕上がりです。

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これで完成です! そして、素晴らしい安定感と心地良さです!

もし、靴が「眼鏡のフレーム」だとしたら、オーダーインソールは「レンズ」であり、全体を機能させる為の最も重要なパーツと言えます。

本システムはヨーロッパのマイスター工房などでも多く使用される完成されたシステムであり、そして、一番のメリットとしては、何よりも「その方に合わせた最適な履き心地」を普及価格にてご提供できるということです。

本システムについては、これまで当店で販売させて頂いたお靴やお手持ちのものにも対応致します。

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(クリックで拡大します/私のインソールは「DIGI2タイプ」です)

価格についてはこちらをご参照ください・・・いや~でも気持ちいいものですね! 今後も本システムを使ってお客様の足の個性の合わせた「さらにレベルの高い満足感」をご提供してまいりたく思います。

☆次回、土曜日の更新はお休みします
☆7月の定休日・・・なし
☆8月の定休日・・・16日(火)・17日(水)・29日(月)

やっと自分用の「ディギタイザー・インソール」を作成いたしました・前編

何事もお客様が先ということで、当店で絶賛稼働中の「ディギタイザー・オーダーインソール作成システム」ですが、やっと自分の分を作る余裕ができましたのでレポートいたします。

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システムのイメージは、ちょっと長いですがこちらをご参照ください。


Orthema CAD/CAM Foot Orthotic Fabrication System

さて、こちらの足は全て「24㎝」の方のデータばかりです。

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「標準足/足裏のアーチのバランスがとれている(クリックで拡大します)」

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「扁平足/足裏のアーチが低い(クリックで拡大します)」

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「凹足/足裏のアーチが高い(クリックで拡大します)」

これを見ても「いろいろな24㎝の足」が存在し、また、足裏の形状は「その脚自体の機能」にも大きな影響を与えます。

例えとして、視力は人それぞれであり、左右差も存在します・・・それを調整する手段は、メガネの「レンズ」であり、それを以って目の機能を補うことができます。

これを靴とした場合に、上のようないろいろな足裏の個性が存在するのに、付属品の「インソール」は誰が履いても無難な、言わば「ただの板」です。

メガネのレンズのように、靴をその方の個性に合わせて調整する手段・・・それが「オーダーインソール」であると言えます。 ~続きます~

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