当店の工房にある小道具は、だいたいヨーロッパ製・・・なのでメンテナンスすれば永く使えるようになっています。
本日は切れ味の落ちてきた「革切りバサミ」を復活させてみたいと思います。
しかし、「革切り」と言いながら、普段切っているのは、厚いゴムやスポンジなど・・・それは切れ味も落ちるというものです。
まずはバラバラに分解して、汚れ落としを塗り、ボンドのかすなどを拭上げます。
そして、普通はこの様な砥石で磨き上げるのですが・・・
私はコレです!
ビンザーと言われる曲面部分の加工を行うペーパーで磨いてしまっています。
火花が飛んでも・・・
磨く!
磨く!
・・・という感じて、どちらかという「磨く」と言うより「削っている」感じですね・・・。
そして、完全復活した「革切りバサミ」・・・しかし、このハサミを購入したのはいつだったろうか?多分、5年とは言わないぐらい過去のことだと思います・・・当店のお靴も同じくで「定期的なメンテナンス」を行うことで永くおつき合いができます。
当店はこの先も「使い捨て」でないヨーロッパの文化を提案致してまいります。
追伸・・・やらないと思うけど、かなり派手に火花が散るので「火の元」にはご注意を!