グラインダーマシンのペーパーを交換いたしました

グラインダーマシンのペーパーを交換いたしました・・・と、これだけではぜんぜん意味不明ですね。
当店の加工調整の肝である「ヨスアメリカ社」製のグラインダーマシン(靴や部品を削って加工するためのマシン)は2本のベルト式のサンディングペーパー(まぁ、紙やすり)が付いています。

2012051701.jpg

今回はそのベルトの一本を交換するというルーチンワークなのですが、そのままでは面白くないので少し違うことをしてみました。

2012051702.jpg

ガバっと開けると手前に茶色いベルトが見えているかと思うのですが、ベルトにもいろいろな粗さがありまして、普段は60番手というペーパーを使っています。
手前の部分は目が細かく削れる仕上げ用のパーツなのですが、60番だと手で触れても、そんなに簡単には怪我をしません。

2012051703.jpg

今回はそれを120番手に交換・・・この120番というのは10年ほど前に修理を主体としていた時、一気に加工を仕上げる為に使用していたのですが・・・結構、鋭く削れます。
解りやすく言うと・・・触れると簡単に指の皮を持っていかれるレベルです。

2012051704.jpg

試しに削ってみると・・・

2012051705.jpg

その表面がツルツルに仕上がりました・・・う~ん、凶器ですね!
今回なぜ、この様な狂気的な番手のペーパーを使用しようとしたかというと・・・

2012051706.jpg

答えは久しぶりに指を怪我したからです!

それこそ以前は手をナイフで深く切ったり、指の骨にネイルガンを叩き込んで救急病院へ自走したりとあったのですが、この程度の怪我も久しぶりなので、もっと重い怪我をしないように緊張感を保つ意味で、あえて危険なパーツを装着してみました。

これでマシンの前に立つ際に見も引き締まろうというもの・・・精度の高い作業ができそうです。
しかし、まぁこのペーパー交換で明日以降に指のバンドエイドが増えていても、皆様、笑ってゆるしてあげて下さいね~・・・。

☆4月1日より閉店時間が「20時」に伸びました

☆5月の定休日・・・23日(水)
☆6月の定休日・・・20日(水)21日(木)

靴の甲パット作成です

春夏物のシーズンということで、たいへん忙しくさせて頂いておりますが、その合間をぬって工房での作業もこなしております。
本日は靴の甲べロの部分にパットを貼り付ける作業の実況でございます。

2012051501.jpg

お題はこちらのフィンコンフォートのショートブーツです。
お客様によっては、甲の低い方や細い方(片足だけとかも)がおられ、その個性に合わせて靴を微調整する必要があります。

2012051502.jpg

今回は「プラスターゾーテ」というマテリアルで、その甲パットを作成します。
甲パットの作成も今回の様なやり方から、いったん甲のパーツのミシン糸を抜いて中に柔らかい詰め物をして、再度ミシンをかける方法など、目的やご予算で使い分けています。

2012051503.jpg

まずは甲パットの形状に合わせてプラスターゾーテをカットします。

2012051504.jpg

で、靴とそのマテリアルにボンドを塗ります。

2012051505.jpg

十分に乾燥させて、ヒーターで温めてから足なりに形状をつけて張り付けます。

2012051506.jpg

手で圧着中・・・そして、余分な部分をカットします。

2012051507.jpg

グラインダーマシンで、フチをアール状に綺麗に仕上げます。

2012051508.JPG
(クリックで拡大します)

で、出来上がりです・・・簡単な工程ですけど、剥がれたりもありません。
そして、プラスターゾーテは適度にフカフカで心地よい素材です。

本当に色々なやり方があるのですが、今回は履いて頂いた後で部分的な厚みなどを調整できるように、プラスターゾーテを使った加工を行いました。
いろいろな足の個性に合わせて、引き出しはたくさん持っているつもりです・・・引き出しとは「靴の加工・調整の技術」のことであり、ほんの小さな加工でもそれが適正であれば、足と靴のマッチングを飛躍的に向上させることが可能です。

祖父の代は靴工房として当たり前にこの様な作業を生業とし、靴店3代目の私もより深く本道を極めるべく、今後も精進して参りたく思います・・・靴でお悩みの皆様は、ぜひ当店の技術をご活用下さい!

☆4月1日より閉店時間が「20時」に伸びました

☆5月の定休日・・・23日(水)
☆6月の定休日・・・20日(水)21日(木)