「ドイツ靴のヒール修理」のお話 前編

お店で良くある会話ですが・・・

「カカトの修理などのメンテナンスも当店で行っております」
「えっ!靴で修理とか出来るの!?」

というもので・・・では、実際どうやっているかというのが「今回のお話」です。

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ご購入いただいて1年程のお靴です・・・余談ですが、靴底の減り具合は「どの様な歩き方をしているのか」「その靴自体の特性や適合性」などの靴合わせのヒントがたくさん隠されている部分であり、新規のお客様の最初に確認させて頂くポイントです。

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ドイツ製の修理材です・・・減りの深さや長さ・元の材質の硬度・色などで、いろいろなものを使い分けます。

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それを適当な大きさにカットします。

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グラインダーマシンで靴と修理材が適合するように削り込みます。

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こんな感じです・・・。

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そこに修理材をはめ込んでみると・・・横から見てもピタリという感じです。

そして、このままボンドで接着して「お終い」とはいかないのがドイツ靴の奥深い部分!
また、当店は専門店なので仕上げにもこだわります。

しかし、3月はそこはかとなく忙しく・・・また次回とさせて頂きま~す。 ~続きます~