「30.商品」カテゴリーアーカイブ

「子供靴に真面目に取り組むと・・・」後編

~ 続きです ~ 「子供靴に真面目に取り組む為のハード = 在庫」はそろっているので、あとは「ソフト」なのですが・・・ズバリ、そのソフトとは「知識と技術」です。

まぁ、自分で「知識と技術」を自称するのもどうかと思いますが、ちょっとおつき合い下さい。

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これはドイツの子供靴の規格「WMS規格」に基づいて作られた採寸器で、これでお子様の足を計測すると「サイズとWMS」の数値が表示されます。

「WMS」とは「W=幅が広い・M=幅が普通・S=幅が狭い」の意味で、これで言うと同じサイズと同じデザインでも「3タイプの靴」が存在する事となり厳密な靴合わせが可能です。

(WMS規格については「オートフィッツ吉祥寺店様」のHPご参照下さい)

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このような測定器を使いこなし、正しいサイズ情報を入手する事も「子供靴に真面目に取り組む為のソフト = 技術」と言えますし、お子様の足の個性によっては工房にて「オーダーインソールを作成」することも「ひとつの技術」と言えるかと思います。

また、仲間内で勉強会や本年12月に初めて開催されたFHA(足と靴と健康協議会)主催の第1回幼児子ども専門コース養成講座」に、「店長の倉冨美紀」も参加するなど、当店では新しい知識(ソフト)の習得に日々、努めております。

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以上より、子供靴に真面目に取り組むと・・・

「在庫(ハード)が大変!」
「機械や測定器などの設備投資と技術の研鑽(ハード&ソフト)が大変!」
「新しい知識の習得(ソフト)が大変!

と、「大変!」な事となります。

しかし、「子供靴はしっかりとした土台を作るためのパートナーなので投資すべき」というドイツ式の考えに基づいて、当店はこれからも「もっと大変な目」に突き進んでいく所存です。

最後に結論が「子供靴に真面目に取り組むと・・・大変!」では悲しいので、子供靴でお悩みの皆様は当店の「スキル」をぜひ、ご活用下さい。

(同業の方に「WMS測定器」の問い合わせを頂くのですが、現在日本では入手不可能です)

「子供靴に真面目に取り組むと・・・」前編

ヨーロッパを代表する子供靴メーカーの「リコスタ/左」「リヒター/右」・・・当店の子供靴のメインブランドです。

さて、この2足は何が違うのでしょうか?

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・・・と、言ってもいろいろとあるのですが、一番の違いは「靴底の材質」とその「取り付け方法」です。

「リコスタ」「インジェクション式」といって底材の形状をかたどった金型に「ウレタン」を射出して形成するもので、「靴底の返りが良く、かつ、軽く」つくれます。

また、「リヒター」「セメテッド式」といってあらかじめ形成された「合成ゴム」の底材を接着するもので、「サポートを強く意識でき、かつ、頑丈」につくれます。

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当店では、そのお子様の足の個性を計測して、「この子は動きが強そうなのでリコスタにしましょう」とか「骨格が細めなのでサポートを強く保てるリヒターにしましょう」などのガイダンスをさせて頂いております。

もちろん、その判断の基準は他にも「足首のカットの深さ」「マジックかヒモか」「単純に色やデザイン」など様々な要素を加味する必要があります。

・・・しかし、それを徹底的にやろうとすると「必要」となるのですよ・・・「あれ」が・・・

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それは「在庫」です! これ全部、子供靴です!

これ以外にも店頭に並んでいるものもあるので・・・ヨーロッパ製の子供靴の在庫なら当店が「九州一」と言っても怒られる事はないでしょう。

さて、「子供靴に真面目に取り組む為のハード = 在庫」はそろっているので、あとは「ソフト」です! ~ 続きます ~

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リヒター 81-0812-BR 17,850円

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リコスタ 22-210/365-レッドBR 16,590円