「50.NPO法人 足もと健康サポートねっと」カテゴリーアーカイブ

「先天性四肢障害児父母の会」in鹿児島に参加して参りました・後編

7月30日(土)午後1時~鹿児島市・ホテル満秀
子供靴の相談となれば解りやすさに工夫をしないといけないと言う事で、これが「シューズクラトミ 鹿児島支店」の全貌です。

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今回の目玉は足底圧をコンピュータで計測して、グラフ化する「RS-SCANシステム」です。

このシステムで、ご相談者のお子様の足を計測してアドバイスをグラフィカルに行おうという・・・「靴の販売はプレゼンである」という私の信条を少しでも現場に持ち込みたく用意致しました。

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こちらは、大濠店の久保田さんの力作看板・・・やなせ先生ゴメンナサイ・・・。

さて、最初のご相談者のお子様が到着です。

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ここで塩之谷先生がカウンセリングを行い、宮崎先生がフットプリントや歩行分析などの情報収集をされ、そして、2児の父である竹内先生がそのお子様とお話をするという流れのなか、私は足に合いそうな靴のご提案をさせて頂きました。

ポイントとしては、「健側(この場合は、問題のない方の足)をいかにサポートしていくかです。

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外反母趾の方などもそうなのですが「よく逆に考え気味」で、今問題のない方の足をないがしろにすることで、その部分が全体的な負荷を引き受け、そして疲弊して負担できなくなった時に、より大きな問題になっていく過程はよく目にするところです。

その証拠に、「リヒター」というブランドのサンダルをそのお子様に履いて頂いたのですが、カウンターと言われるカカト周りのホールドによる「ブレの軽減」と足指の付け根部分をストラップで固定することによる「指の開放(グリップ力のアップ)により、たちまち歩行が変化します。

今回は靴屋として、このような点を中心にその後のご相談者様にもアドバイスさせて頂きました。

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「靴・足のケアチームの皆様です」

そして、相談会が終わって気がついたこと・・・会のホームページに「うまれつき、手足や指、耳のかたちが違っても大切な命」と言う文面があります。

四肢に障害を持って生まれても、そのお子さま個人は子供として本当に「元気!」なのです。
そしてそのお子様たちを、まるで肉親同士であるかのような会の皆様全員がバックアップしています。

私はネガティブに「自分が何を出来るのか」を考えていたのですが、いかなる局面においても「靴のプロとして徹底する事がその答」であり、何よりもその後の懇親会などでお子様の元気さやご両親の情熱などより、逆に私が大きなパワーを与えて頂いた「靴屋としての新しい気づき」の大会となりました。

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お誘いいただいた塩之谷先生、お手配いただいた会の役員の皆様、本当にありがとうございました。

・・・しかし、夕方18時からの「夕食&子供交流会」に続いて、21時からの「大人交流会」にさらに続いて、各自のホテルの部屋での熱い語らいなどで私と竹内先生がギブアップしたのが、深夜の2時半・・・這うように部屋の帰った私たちは4時間弱寝て、朝7時の新幹線で博多へと戻りました・・・竹内先生、本当にお疲れ様でした。

私は帰った日は肉体的にボロボロだったのですが、会の皆様はその日、元気にレクレーションに出かけていかれたそうです・・・私が一番虚弱な感じで、来年までに鍛えておきますので、よかったらまたお誘い下さ~い。

☆8月の定休日・・・16日(火)・17日(水)・29日(月)
☆9月の定休日・・・7日(水)

「先天性四肢障害児父母の会」in鹿児島に参加して参りました・前編

7月30日(土)午前11時~鹿児島市
「先天性四肢障害児父母の会」第37回全国総会in鹿児島に参加して参りました。

もとのお話としては、本年2月に開催された「日本整形靴技術協会(I.V.O. JAPAN ) ・第7回学術大会」の際に、「塩之谷整形外科・塩之谷香先生」より、教育講演のために参加した「竹内一馬先生」にお誘いがあり、「NPO法人 足もと健康サポートネット」より、当方は靴担当としての当日となりました。

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「鹿児島中央駅/新しくて人もわんさかでした」

私は、「初九州新幹線」だったですが・・・車で4時間かかる所が新幹線だと90分ですよ! 先生と雑談していたら到着! 旅情って何? という感じの初新幹線でした。

7月30日(土)午後1時~鹿児島市・ホテル満秀
駅より、タクシーに乗って10分ほどで会場のホテルに到着・・・入り口には大きな看板も出ておりました。

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さて、「先天性四肢障害児父母の会」とはどの様な会なのですが、

先天性四肢障害児父母の会 → http://www10.ocn.ne.jp/~fubo/

上のホームページを御覧頂いてもお分かりのように、生まれつきに手足や指や耳のかたちなどが違った状態で生まれたお子様とそのご両親の皆様の会です。

この会よりの情報発信として有名なものに「さっちゃんのまほうのて」があげられます・・・私もこの本の事は以前より知っておりました。

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年に一度開催される全国総会では「分科会/各分野での専門のドクターなどによるお悩み相談」「講演会」「子ども&大人交流会や審議会」「レクレーション」などが企画されています。

今回、私は塩之谷先生チームの一員として「子供靴」のご相談を担当させて頂きます。

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「シューズクラトミ鹿児島支店の開店準備中」

チーム員は義肢装具士の「㈱フットマインド・宮崎様」と医師の竹内先生と私・・・ですが、私は何をしたらいいのでしょうか? 靴についての専門的な知識については自信がありますが、医療的なバックボーンもないし、どの様な提案を行っていくべきなのかと始まる前までは「ネガティブ」に考え込んでいたのですが・・・。 ~続く~

☆8月の定休日・・・16日(火)・17日(水)・29日(月)
☆9月の定休日・・・7日(水)