「12.社長靴旅ブログ」カテゴリーアーカイブ

「2010/10/04 熊本」後編&秋冬の新商品情報・第八弾です!

10月4日(月)午後4時半~八代市・有園義肢株式会社
いろいろあって、「後編」まで間が空いてしまいましたが続きます。

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しかし、有薗専務は義肢装具の勉強をされた後に、ドイツのマイスター工房に修行に行かれていただけあって・・・整形靴に関しては完全に本気です!

マイスター工房にあるような「木型や靴底の圧着器」から・・・

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毎度お馴染みグラインダーマシン・・・

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膨大な各種の木型・・・

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いろいろな革や写っていませんが、様々な靴資材が山積みにされた部屋までありました・・・う~ん、スゴイです!

さて次は・・・多少の偏見ですが義肢装具士と言えば「石膏」!

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ここはギブスなどで型取りされ、採型された石膏を乾かしたり加工する為の専用の部屋です。

大きな会社だけあって処理する量は膨大で、以前は足元の格子状のところにベルトコンベアがセットされており、落ちた石膏片を自動で処理するようになっていたそうです。

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しかし、靴のラスト用の採寸でも大変なのに体幹装具とかとてつもなく大変そうです・・・あと、持ってみるとシャレにならないぐらい重かったです。

次に見せていただいたのは「座位保持装置」の製作現場です。

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これこそは完全カスタムメイド・蓄積されたノウハウで作られるもので規模の大きい会社でないと携われないジャンルかと思います。

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例えば背もたれでも必要な形状を再現し、かつ硬度を部位によって変えたりとか、その方に合わせた操作手段など・・・これも熟練した職人さんの世界ですね。

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さて、最後にこちらを訪問していちばん驚いたところですが・・・全てにおいて作業場が綺麗でした。

本当にチリひとつ落ちてないというか・・・普通だったら粉塵の粉だったり、材料の切れっ端が落ちていたりの「現場臭さ」があるのですが、定期的な清掃を徹底されているそうで、この様な事例がすなわち「品質」に直結する部分かと思います。

なぜなら、それは当事者としてのプライドを示す行為であり、それに裏打ちされたものが「品質」だからです。

熊本県八代市長田町3300 0965-33-3983 「有園義肢株式会社」

その日は八代市に一泊し、夕食まで専務におつき合い頂き・・・本当にありがとうございました。

次の朝一番・・・福岡へ戻ろうと新八代駅のホームに佇んでいるとそこに滑り込んでくる電車・・・

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そう、九州新幹線「つばめ」です・・・現在は鹿児島中央より新八代までの運転であり、ここから特急で博多をつなぐ「リレー方式」での運営なのですが、来年3月に全線が開通し「博多 – 鹿児島中央間は約1時間20分」と、これまでと一時間以上の短縮で九州の街と街が劇的に近くなります。

そうなると博多でも新しい競争が始まることとなり・・・その中で私も考えていることもあり・・・まぁ、粛々と前に進むしかないな~と「つばめ」を見ながら感じいった一日の始まりでした。

さて、最後に新商品情報ですが・・・本日も忙しく・・・写真だけ掲載します。

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フィンコンフォート・ボア付ショートブーツ

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フィンナミック・パレーシューズタイプ

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シュナイダーブーツ・各種×4タイプ

☆10月・11月の定休日はございません

「2010/10/04 熊本」中編&秋冬の新商品情報・第七弾です!

10月4日(月)午後4時半~八代市・有園義肢株式会社
熊本市のシュプールさんを後にした我々は、高速にて一時間程走り八代市の「有園義肢株式会社」さんの本社にお邪魔いたしました。

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実はこの写真に写っていない後方にも施設があり・・・う~ん・・・大企業じゃないですか、今日から命名「有薗コンチェルン」!

こちらの施設では義足から靴型装具やコルセットなど、また、座位保持装置の製作も行われており、全社で100人程の方が勤務される・・・もう完全に大型工場レベルですね。

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さ~て、見学開始です。

社内にはいると数多くの福祉用具が展示されており、写真には写っておりませんが大きなオフィスにたくさんの女性職員の皆さまが勤務をされています。

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これは地方自治体で、保険の処理やその他諸々の提出書類が様々であり、いろいろなパターンが想定されるなかでの「デスクワークのなかでのプロフェッショナル」の皆さまです。

私レベルでも靴の輸入などで行政に提出する書類などの煩雑、かつ、複雑なことか・・・これが医療となれば倍増しでしょうし、その大変さは想像もつかないところです。

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上階の作業スペースに上がる階段に、初期より現在への義足を展示したスペースがあり、有薗専務よりその特徴や機能の向上の歴史をお伺いいたしました。

本当に多々・・・切断場所や材質・目的でいろいろな材質を組み合わせ、それに適合した義足の進化の過程がかいま見えました。

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作業フロアで実際に作られているところですが・・・プライバシーに配慮して写真はぼかしてあります。

こちらでは切断した面を差し入れるソケットと言われる部分の作成も行われており、当たり前ですが全て手作業・・・ここから技術のプロフェッショナルのエリアとなっていきます。

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小学校の教室2つ分ぐらいの作業スペースには、たくさんの工具や工作機械・その患者様に合わせた同じものが2つとない作業途中の義肢装具が並びます。

ここらへんはどこまで写していいのか解らないので・・・。

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なかには「革漉き機」の様な靴造りの為のマシンもあり、求められるものが多種多様なのだろうな~と言うことが理解できます。

さて、書いてて長くなってしまいました・・・前後編で終わらせようと思っていた「熊本編」ですが・・・今回は中編として次回で完結と致します。

ここで肝心の新商品情報!今回はフィンコンフォートの単靴編です・・・その他のフィンなどはホームページの季節商品欄をやっと更新いたしましたので、ご参考下さい。

なお、まだ入荷はありますので、その際は本プログにてご紹介いたします!

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☆追伸・・・10月の定休日はございません

最近、特定の定休日をなくしたことでお客様より「借金が大変なのか?」的なフォローを頂く事がありますが、単純に人手が増えての人的な余裕よりの変更です・・・ご心配いただきましてありがとうございます!ヒヒ~ン!! ~ 大濠の馬車馬社長より ~