「NPO法人 足もと健康サポートねっと」(設立申請中)・理事長の竹内一馬先生が、第3回下肢救済足病学会(日時/2011年5月13、14日・会場/パシィフィコ横浜)で発表されました「循環器系診療のフットケア・フットウエア外来システム」を許可の上で当方のホームページに転載させていだきました。
「循環器系診療のフットケア・フットウエア外来システム」
また、その演題抄録はこちらです。
「循環器系診療のフットケア・フットウエア外来システム」
竹内一馬(1)(2)、嘉数佳代子(1)、有薗泰弘(4)、服部文忠(1)、浅山 晃(1)、田代 忠(3)、倉冨英史(5)
特別医療法人順和 長尾病院(1)、社会医療法人喜悦会 那珂川病院(2)、福岡大学医学部心臓血管外科(3)、熊本有園義肢株式会社(4)、シューズクラトミ(5)、
【背景】当院は入院病床123床(一般病棟33床、療養病棟30床、回復期リハビリテーション病棟60床)、透析36床を有する特定医療法人の病院である。非常勤医として週1回予約制で循環器・フットケア・フットウエア外来を行っている。診療は診察室1室・ベッド3台を使用、外来ナース2名体制となっている。フットウエア外来はおよび当院常駐の義肢装具士と常勤の整形外科医と連携して行っているだけでなく、市内の靴店とも良好かつ良質な連携が図れている。当院の外来のシステムおよび2009年9月から2010年8月までの実績を報告する。
【経過・成績】平均受診者数は約35人/日、フットケア関連の診療は約29.8%の割合であった。VHO施行は211趾(男性42趾、女性169趾、平均年齢56.1歳)、インソール作成は53足(男性12人、女性41人、平均年齢67.5歳)、であった。
【考察】生活習慣病、動脈硬化性疾患を中心とした循環器系診療のフットケア外来のモデルケースとなる診療システムであると考える。まだまだ改善の余地はあるが、フットケアだけを行うのではなく、合併疾患も同時に管理することやハイリスク症例の予防的フットケアを積極的に行っていくことも重要である。そのためには、義肢装具士や整形外科医との連携は当然ながら、さらには地域の信頼できる靴店とも連携が図れることが望ましい。さらに質の高い診療を目指して、より多くの患者さんに治療を行っていきたい。
「NPO法人 足もと健康サポートねっと」(設立申請中)の理念がよくわかる内容であり、演題内で当社の役割のご紹介もいただいております。
本演題は学会内でしか見ることのできない内容であり、竹内先生にご快諾いただいての掲載となりました・・・今回の掲載が健康な社会づくりの一助となれば幸いです。
☆5月の定休日・・・なし
☆6月の定休日・・・22日(水)