「40.サービス」カテゴリーアーカイブ

リウマチのお客様向けの加工例です

今回は関節リウマチのお客様に合わせて「靴の加工調整」を行った例をご報告致します。

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こちらは、強度の外反母趾や関節リウマチのお客様への定番「Ganter 205731」です・・・大きな特徴としては、

・足首と踵に対しての強いホールド感を実現するカウンター/歩行時の負荷の軽減
・足趾や関節の変形部に圧迫を与えない前足部のストレッチ仕上げ/タコや痛みの軽減
・着脱を容易にしつつ、強い固定感を実現する折り返し敷ベルトストラップ/ブレやズレの軽減

と当店の定番的な商品です。

ただ、このタイプは腰や膝を曲げることができないお客様には靴の着脱が難しく、また、指などの力が弱くなっている方は甲のベルトをしっかりと固定することができません・・・今回は、この問題点に対応致しました。

今回は「自助具」と言われるサポート用のツメの付いたストックを使用して、靴の脱ぎ履きを行います。

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大きな加工点は自助具のツメを引っ掛けやすくする為の「カカト部分のリング状のプル」「甲のマジックベルトの先端のプル」の2つです。

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写真の様な「輪」をつくった事により、自助具を使いお一人での靴の脱ぎ履きが可能となります・・・これだけの加工・調整でも靴のサポートを得て、自由で快適に行動できるお客様の行動エリアが広がる事となります。

当店ではお一人お一人に合わせた、靴の選定とその加工・調整を行っております・・・ご不明の点はお気軽に当店までお問い合わせください。

☆8月の定休日・・・29日(月)
☆9月の定休日・・・7日(水)

やっと自分用の「ディギタイザー・インソール」を作成いたしました・後編

後編は実際の制作イメージからです。


rakuhodou insole

こちらは楽歩堂様のディギタイザーインソール作成のイメージビデオですが「足裏の形状のデータ取り~PCでのデータの加工~マシンでの削り出し」が分かりやすく解説されています。

この段階で「眼鏡のレンズ」とも言える「足の左右差」「外反母趾や偏平足などの足の個性」に対応した「オーダーインソールの設計と製造」が行われます。

また、これには「タコなどの部分的なクッションの補正」「膝などの角度差の対しての調整など」の細かい情報も加味されており、しかも、デジタルデータなので同じものを何度でも再作成可能です(ご体験された方も多いかと思いますが、手作業のものはやはり個体差が発生します)

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こちらは私用に削り出しの終わったオーダーインソールです。

足の状態(固い足や柔らかい足)や目的(日常用やスポーツ・ウォーキングなど)にあわせて、素材自体の硬度やサポート用の補強材などのいろいろなバリエーションが存在します。

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これを使用する靴にあわせて最終調整します・・・今回は会社履き用のフィンコンフォートにセットするのでインソール底面の形状を再現するためにコルクシートを貼り付け、グラインダーマシンで削って調整します。

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これにトップレザーと言われる抗菌性のシートを貼り付けて仕上がりです。

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これで完成です! そして、素晴らしい安定感と心地良さです!

もし、靴が「眼鏡のフレーム」だとしたら、オーダーインソールは「レンズ」であり、全体を機能させる為の最も重要なパーツと言えます。

本システムはヨーロッパのマイスター工房などでも多く使用される完成されたシステムであり、そして、一番のメリットとしては、何よりも「その方に合わせた最適な履き心地」を普及価格にてご提供できるということです。

本システムについては、これまで当店で販売させて頂いたお靴やお手持ちのものにも対応致します。

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(クリックで拡大します/私のインソールは「DIGI2タイプ」です)

価格についてはこちらをご参照ください・・・いや~でも気持ちいいものですね! 今後も本システムを使ってお客様の足の個性の合わせた「さらにレベルの高い満足感」をご提供してまいりたく思います。

☆次回、土曜日の更新はお休みします
☆7月の定休日・・・なし
☆8月の定休日・・・16日(火)・17日(水)・29日(月)