靴の加工・調整 ~ 脚長差補正・用途によって、靴底の形状を使い分けています
こんにちは、シューズクラトミ・社長です。
先週はそれぞれ違うお客様より、2つの脚長差補正のご依頼を頂きました。
お一人様は「普段遣い用」、もうお一人様は「ウォーキング用」でした。
最初の一足は「普段遣い用」に、グーテヴァールのミントの右足を2センチ保高しました。
普段遣い用として「安定性を重視」した、靴底の形状加工を行っています。
靴底には大きく3つの「踵から地面に接地する面」「次に地面に接地する面・いちばん体重の掛かる面」「つま先で地面を蹴り出す面」があります。
そして、その比率を変えることで運動性が変化します。
こちらのお靴については「次に地面に接地する面・いちばん体重の掛かる面」の比率を多くした、靴底カーブにて作成しました。
目的が「普段遣い用」であれば、歩いている状態と立っている状態をブレンドした、オールラウンドな靴底の形状となっています。
次の一足は「ウォーキング用」で、フィンコンフォートの2927・OZEを1.75センチ保高しました。
ウォーキング用として「運動性を重視」した、靴底の形状加工を行っています。
こちらのお靴については「つま先で地面を蹴り出す面」の比率を多くした、靴底カーブにて作成しました。
目的が「ウォーキング用」であれば、歩いている状態を優位とした靴底の形状で、歩幅や可動域を重視した設計となっています。
補高と言っても、目的や靴の用途によって、様々に靴底の形状を使い分けています。
また使用する材質についても、昨今のスニーカーブームをベースとした「軽量化」に対しての工夫をし、左右の重量差は「70グラム」以内に収めています。
靴底の形状については以前に「靴の加工・調整 ~ フィンコンフォートの吊り込み切れ補修・靴底のボールローリング加工編」という図解入りの記事を書いており、ご参考いただければ幸いです。
いずれも作成については、お客様との密なカウンセリングをベースとしており、お気軽な問い合わせをお待ちしております。
脚長差補正加工 16,500円(片足・税込み)
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