総合的な靴の加工事例 ~ アウトソール(靴底まわり)の加工とインソール(中敷き)の作成①

こんにちは、シューズクラトミ・社長です。

今回はお客様にご許可を頂いたので、総合的な靴の加工事例をご案内します。
アウトソール(靴底まわり)とインソール(中敷き)の加工を併用して行っています。

使用した靴は「ガンター・205731/ブラック 46,200円(税込み)」です。
お足が右の足首ごと、小指側に強く倒れる状態への靴加工となります。

まず右足は倒れ込みを抑制する意味で、足を後ろから見て内側を2ミリ低く、外側を4ミリ高くと「傾斜(ウェッジ)加工」を行っています。
それにプラスして、踵下の体重の一番強く当たる面が通常より外側になるので、底面積を大きくして外側に振る「フレアヒール(幅出し)加工」も併用しています。

加工画像(加工していない靴底を反転して、重ねたイメージを作成してみました)

次に左右とも靴底を「ボールローリング」と言われる形状に加工し直し、歩行サポートを目的としています。

通常の靴底と違って、関節部分で屈曲せず「靴底に乗って歩く」ようなイメージとなります。

インソール(中敷き)については、実際の足から型を取り、それを樹脂型化・状態に合わせて材料を組み合わせる「フルオーダーインソール」となります。
右足については、土手的にインソールのヒールカップの外側が高くなっています。

下から見ると、一番強く圧力のかかる「小指の関節部分」にクッションが入っているのがわかります。
今回はこれだけでは圧力分散に不安だったので、この部分の下になる中底部分にも穴を開けて、連結しています。

中敷きと靴底部分のダブルでクッション加工を行った状態となります。
納品時にためし履きをしていただきましたが、いちばん気になる「小指の付け根部分」も負担を感じないとのことでした。

「ガンター・205731/ブラック 」については、アッパー面にストレッチ素材を使っており、その質感よりもいろいろ加工を行っても、思ったよりそれが目立ちません。
足もとのトラブルにお悩みのお客様で、当店ではその加工のしやすさよりもスタンダードな一足です。

また、靴の加工については再調整を前提としており、どのような細かなことでも手を入れて、更に快適な足もと環境を目指してまいります。
その意味で初回来店時に計測、二回目にご納品、その後の再調整とお時間はかかりますが、調整の費用は頂いておらず、また、データ化して次のお靴の加工の資料として保管しております。

靴底/ウェッジ(傾斜)+フレアヒール(幅出し)・加工(片足) 11,000円(税込み)
靴底/ローリング(歩行サポート)・加工(両足) 16,500円(税込み)

中敷/フルオーダーインソール(初回・樹脂型作成費用含む)(両足) 33,000円(税込み)
中敷/フルオーダーインソール(2回目以降・樹脂型を再使用)(両足) 27,500円(税込み)



営業時間については「10時より18時(ご予約終了)」です。
過密対策として、「ご予約優先」「店内には二組のお客様まで、スタッフも二名体制」となっております。


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