「43.靴の修理」カテゴリーアーカイブ

パンプスの消音ヒール加工

さて、本日は前回のケガがまだ癒えないのと、東京出張よりの朝帰りで疲労気味なので短めです。
今回の靴加工はパンプス特有の「コツコツ音」をヒールの材質を交換することで解消するという内容です。

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一般的にパンプスのヒール材は、摩擦に強い硬い材質のものが使われます。

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実はこれプラグ形式になっていまして、取り外すことが可能です。
それを今回は取り外して、ヒール修理用のゴムシートで消音に特化した材質に交換します。

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日本製の材料で、名前は・・・えぇ~っと「オトシナイーン」「シズカーン」とか、コジャレたネーミングだったような気がします・・・忘れた・・・。

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で、これを接着しグラインダーマシンのリングカッターで綺麗に仕上げます。

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仕上がりはこんな感じ・・・この材質だとパンプス独特の「コツコツ音」は致しません。
加工料金は「1500円程度」、多少の欠点としては、素材自体の柔らかさより、少しだけヒール修理のサイクルが早くなるぐらいです。

音など特にですが、靴加工で「まぁ、こんなことは出来ないだろう」というような事は大体できますので、お気軽にお問い合わせの程をお待ち致しております。

☆4月1日より閉店時間が「20時」に伸びました

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「靴修理」の修理のお話

「靴修理」の修理のお話です・・・通常の靴修理とは傷んだ部分を補って、その靴の機能を補完する事を言います。
しかし、健康靴については底材がポリウレタンと言われる材質が使われることが多く、使う材料やボンドが特殊だったりします・・・で、本日、こんな靴の修理が届きました。

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以前にどこぞの靴修理屋さんで修理されたようで、これだけ見ると解りづらいのですが・・・

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靴底のすり減った部分を大きく削り直して、そこに紳士靴用のゴム製ヒールが押し込んでありました・・・。

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これは当店に置いてあるヒール修理のサンプルで、わざとに直した部分の色を変えてあるモデルです。

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靴底と修理に使った材料の硬度も合わせてあり、ヒール部分には歩きやすいように「ヒールピッチ」という傾斜が入れてあります。
この様な点に気をつけて、靴修理を行わないと靴の機能自体は損なわれてしまいます。

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取り敢えず、取り付けてあったゴムヒールを取り除きます・・・が、剣山状態になっていました。
ちなみに靴底のウレタン材に釘は効きません・・・あとは普段の修理と同じく、削れてなくなっている部分に中底材を接着し、ヒールピッチをオリジナルに合わせて少し硬度の高い底材を圧着し、修理用のグラインダーマシンで削り直します。

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今回は削り面が大きいので、接着面を保護する意味でアドカラーという靴用の絵の具を塗ります。

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取り敢えず、硬度と角度とおまけに継ぎ目を消して色合いを整えてみました。
これで「3500円」です・・・ドイツなどではこの様なヒール修理を2、3度ほどやって、かつ、オールソールと言う靴底全体の交換まで行い、大切に靴を使います。

当店でもこの様な使い捨てでない靴文化をリスペクトする意味でも、靴修理については良い材料で手間を惜しまずに「靴を再生するレベル」で取り組みたく思います。

最後に当店でお買い上げのお靴は何どぞ、私にお任せ下さい・・・必ず綺麗に仕上げて、そのお靴を華麗に里帰りさせてみせますよ!

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